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当番医以外の選択肢!? 日曜診療について 2025.4月より内科も小児科も開始します
2025.03.28
医療

日曜診療 Q&A

Q)安佐南区で日曜診療を毎週行われるのですか?
A) はい、安佐南区で初めての毎週日曜診療を行うクリニックとして、これからも努力してまいります。日曜日に体調が優れないときは、ぜひ当院をご利用ください。

Q)診療時間は何時から何時までですか?
A) 毎週日曜日午前8時半から12時半まで診療しております。受付は12時までですので、お早めにお越しください。

Q)どのような診療科目が受けられますか?
A) 現在は内科と小児科の診療を行っています。急な発熱やのどの痛み、腹痛、持病があって平日に受診できない方など、お気軽にご相談ください。

Q)予約は必要ですか?
A) 予約なしでも受診可能です。ただ予約された患者様を優先しております。定員が内科と小児科それぞれで36名ずつとなっておりますので、事前のご予約をおすすめします。

Q)予約を取るにはどうすればいいですか?
A) 日曜日は電話での予約は受け付けておりません。当院のホームページからWeb予約をお願いいたします。トップページのバナー「日曜診療 2025.4月から小児科も開始します」から「ネットで予約する」へお進みください。

Q)緊急対応は可能ですか?
A) はい、当院で対応可能な患者様には迅速に対応いたします。重症例や入院が必要な場合は、地域の基幹病院へ紹介・搬送いたします。

Q)日曜診療でできないことはありますか?
A) 一部の検査や専門外来(甲状腺などのホルモン検査、アレルギー検査、禁煙外来、予防接種、健康診断、超音波、内視鏡検査、舌下免疫療法)などは行っておりません。

Q)保険は適用されますか?
A) はい、保険診療が適用されます。

Q)駐車場はありますか?
A) はい、クリニック入口側に29台の駐車スペースがございます。

Q)お薬は当日いただけますか?
A) はい、クリニック近隣に営業している薬局があります。

2025年4月より小児科も日曜診療を開始します

ついに夢が叶いそうです。
2024 年6月から日曜日に内科限定で診療を始めましたが、この度小児科でも日曜診療が始まります。
診療時間:毎週日曜日 8時半から12時半(受け付けは12時まで)4時間
定員  :内科、小児科それぞれ36人までの受付
受診方法:受診の際には当院のホームページからWeb予約をとってからご来院ください。予約なく飛び入り受診も可能ですが、予約された患者様を優先しており定員が内科小児科でそれぞれ36名ずつとなっておりますので、事前のご予約をおすすめします。
備考  :限られたスタッフでの診療になるため電話応対は行いません。

日曜診療 大阪では当たり前

私は高校卒業してから25年間、医者になってからは18年間、ずっと関西で過ごしてきまし た。そのうちの10年間は八尾徳洲会病院で勤務していました。この病院は24 時間 365 日、病院が開いているので、患者さんはいつでも受診することができます。 1 日 20 台の救急車が搬入されることもあり、非常に忙しい病院でした。それが当たり前だと思っていました。生きるか死ぬか命の瀬戸際にある患者さんの診療に関わる毎日は、とてもやりがいがいを感じるものでした。

安佐南区に帰ってきてからの日々

2018 年に広島に帰ってきてから、何かおかしいと感じていました。 広島市で最も人口が多いのは安佐南区。 でもこの街には日曜日や祝日にいつも開いている病院やクリニックがどこにもありません。 それならばうちがやればいいじゃないかということで日曜診療を始めることにしました。しかし最初は周囲の反対に直面しました。当院院長の勲先生や副院長の真弓先生も大反対でした。

日曜診療開始への道のり

そんな状況の中 2021 年 8 月、医療法人あすかの代が替わり、私が理事長に就任しました。経営のノウハウもないまま理事長になってしまいましたが、「二代目になってすぐつぶれるのは嫌だ」「どうせやるなら患者さんの役に立つ存在になりたい」という想いから、あすかの理念を変更しました。新しいあすかの使命は、「医療、介護、療育を通じて、この街に住む人々の役に立ち一生涯を支えること」にすることにしました。 この理念に基づき、日曜診療をしようと職員に提案しました。「患者さんの役に立つ」・「日曜日に空いているクリニックがあるのはとても助かる」この2点について理解はできる。しかし「自分が日曜外来のために出勤するとなると話は別」そんな声が多くを占め、日曜外来創生期はこんな苦労の連続でした。「やめた方がいいんじゃないか」という雰囲気があり、去っていくメンバーも出てきました。敗北感や挫折感も味わいましたが、助ける力を持っているのに、地域に困っている人がいることを知っているのに、雨の日に傘を差さないクリニックにはなりたくなかったのです。

転機

外来部門の状況が変わり始めたのは、総務部長や外部コンサルタントの先生の助言があったからです。総務部長は、「あすかには24時間365日患者さん利用者さんを支える入院・入所部門があり、そこでは24時間365日みんなが交代で力を合わせて働いている。外来もそれをすればいい」と言ってくれました。外部コンサルトの先生は「医療法人あすかのこれまでのあゆみを振り返り、これからどう進んでいくのかをみんなで考える会をしよう。」と、外来のメンバーで「なんのために日曜診療をするのか」を考える機会を作ってくださいました。そんな試みを一つ一つ行っていくにつれ。少しずつ一緒にやろうと言ってくれる仲間が増え、2024年6月9日にようやく内科のみ日曜診療が始まりました。

ついに小児科でも日曜診療開始

当初は閑古鳥が鳴いていた日曜診療ですが、インターネット、院内ポスター、のぼりや看板を通じて、少しずつ地域の皆様に認知されるようになり、患者さんも増えてきました。そして、ついに2025年4月小児科でも日曜診療が始まります。小児科日曜診療を主に担ってくれるのは真弓先生です。一人では出来なかった日曜診療という大きなチャレンジの実現に力をかしてくださったメンバーの皆様には心から感謝申し上げます。これからも地域の皆様の役に立てるよう、頑張っていきます。

医療法人あすか 理事長 高橋祐輔

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