
小児科医あいさつ

高橋内科小児科の小児科外来は、お子さまの健康と成長を支えることを使命とし、1984年より多くのお子さまとご家族とともに歩んでまいりました。そして2025年、高橋真弓医師から冨岡啓太医師へと責任医師のバトンが引き継がれました。今後は、冨岡啓太、高橋真弓、小坂康子の3人の医師で外来を担当します。土曜日以外は午後2診体制として午後3時から4時まで毎日乳幼児検診を行います。感染が気になるお子さんの予防接種もこの時間帯に受けることができます。また、発達外来の初回診察も毎日行い、初回診察までの待ちを出来るだけ短くしていきます。
当院では、予防接種・乳児健診・一般感染症の診療をはじめ、スムーズな受診を大切にしています。生後2カ月から始まる予防接種は、適切なタイミングで受けられるよう分かりやすい案内を心掛けています。乳児健診では栄養士による栄養指導を実施し、離乳食の悩みについても気軽に相談していただけます。乳幼児健康支援デイサービス(病児保育)も開設しており、安心してご利用いただけます。
児童精神医療にも力を入れています。発達の遅れ、不登校、チック症、吃音、起立性調節障害など、お子さまの心に寄り添うため、多くの臨床心理士が心理検査、カウンセリング、ペアレントトレーニングなどを行っています。さらに、児童発達支援・放課後等デイサービス「ぱる」や子育て支援センター、学校・保育園・幼稚園と連携し、薬に頼りすぎない支援を大切にしています。
小児アレルギー診療にも力を入れています。正確な診断や適切な治療をするために、血液検査、プリックテスト、食物経口負荷試験、呼吸機能検査など、色々なアレルギー検査を実施しています。そして栄養士はアレルギー食を安全に食べられるように、薬剤師は鼻噴霧ステロイドや吸入ステロイドを正しく使えるように、チーム医療で治療しています。塗り薬の効果的な使い方も説明し、プロアクティブ療法の習慣化をサポートしています。舌下免疫療法や分子標的薬の導入にも積極的に取り組んでいます。
夜尿症、肥満、便秘など、生活に関わる疾患についても適切な治療やアドバイスを行っています。病気の治療だけでなく、お子さまが健康な毎日を過ごし、心身ともに成長できるよう、お手伝いしたいと考えています。私たちと話し合いながら、お子さまにとって最善の治療を一緒に考えていきましょう。どんな小さなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
小児科外来が大切にしていること
保護者に規則正しい生活(早寝、早起き、朝ごはん)の大切さ、幼児期早期からのメディアへの暴露の予防、メディア漬けにならない提言(PDF)をしていきます。
ワクチンで防げる病気(VPD)にかからないよう予防接種の大切さを伝えます。(KNOW VPD!)
病気についての正しい知識を伝え、子ども自らが自分の病気を治していく力を与えていきます。アトピー性皮膚炎のスキンケア記録、喘息日誌や夜尿日誌、排便記録、体重記録など親子で記録してもらいます。
夜尿症や便秘、肥満はそのうち治る病気ととらえるのではなく積極的に治療が必要な病気だということを伝えていきます。
チ-ムで治療をすすめていきます。
検診や肥満は栄養士や臨床心理士と、発達障害やこどもの心の問題は臨床心理士と協力しながら外来チ-ムで検査、治療をすすめていきます。
「お待たせしない外来」、「待ち時間が分かる外来」をめざしています。
予約システムを活用し、時間予約をされた患者様は時間通りに診察でき、時間予約が取れなかった患者様は、予約サイトにて順番まで「あと何人」がわかります。
診療時間 / 担当医師
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般診療 午前 | 08:30~12:30 | 冨岡 | 冨岡 | 冨岡 | 高橋 | 小坂 | 冨岡 高橋 |
高橋 |
☆乳児検診 | 15:00~16:00 | 小坂 | 小坂 | 小坂 | 富岡 高橋 |
冨岡 高橋 |
なし | なし |
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★予防接種 ★慢性疾患 |
富岡 小坂 |
富岡 小坂 |
富岡 小坂 |
富岡 高橋 |
冨岡 高橋 |
高橋 | ||
一般診療 午後 | 16:00~18:00 | 富岡 小坂 |
富岡 小坂 |
富岡 小坂 |
富岡 高橋 |
冨岡 高橋 |
高橋 | なし |
☆ 感染症(発熱、咳、鼻水、嘔吐、下痢など)の症状がある方は、15:00~16:00の時間帯には受診できません。
☆ 乳児健診は、月曜日から金曜日まで行っています。15:00~16:00にご予約ください。
★予防接種や慢性疾患(発達、アレルギー、便秘、夜尿、肥満など)は、月~土曜日のどの時間帯でもご予約できます。
感染症の患者がいない時間帯をご希望の方は、15:00~16:00の予約枠をご利用ください。
◎日曜診療につきましては(リンク)をご参照ください。
問診票について [NEW]
初めて受診される方は、問診票のご記入をお願い致します。
詳しくは窓口又はお電話でお問い合わせください。
診療案内
- 一般診療(発熱、咳、鼻水、嘔吐、下痢などの症状に対応します)
- アレルギー(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギ-性鼻炎、花粉症)
- 夜尿症(おねしょ卒業プロジェクト)
- 肥満や便秘
- 発達外来 予約制(発達障害・起立性調節障害・不登校・チック症・子育ての悩み)
予防接種
予防接種は毎日行っています。専用の待合室がありますので、そちらでお待ちください。
予防接種の相談、計画も行っていますのでお気軽にお申し出ください。
乳幼児健診
医師、看護職員、保育士、臨床心理士、栄養士など様々な職種の専門チームでの健診を行っています。
また、健診時に予防接種を受けることもできます。
1歳半、3歳半健診は12月末まで行政からの委託事業として行っています。4か月健診の委託事業は来年1月以降も継続して行います。
1歳半以上の健診では、「スポットビジョンスクリーナー」という機器で子どもの弱視(視力の低下)の有無を検査します。これは、数秒で痛みを伴うことなく簡易的に目のスクリーニング検査することができます。
子どもの弱視は2~3%に見られるといわれていますが、発見が難しく、日常生活では気付けないことも多くあります。弱視は適切な時期に介入すれば視力の回復が期待できますが、発見が遅れると視力障害が残ってしまうことがあります。
健診以外でも、お子さんの見え方が気になる方、検査を希望される方はお問い合わせください。
発達外来
ADHD、自閉症、学習障害などの発達障害や、不登校、起立性調節障害、チック症などの子どもたちの心の診療を行っています。
臨床心理士による発達検査やプレイセラピーや心理療法などを行っています。
発達支援が必要な子どもたちのデイサービスもあります。
- 視線が合いにくい
- ことばの遅れがある
- 多動で目を離すとどこへ行くか分からない
- 友達とうまく遊べない
- 言ったことがなかなか伝わらない
- こだわりやかんしゃくがひどい
- 登園・登校しぶりがある
- 朝起きれない、立ちくらみがある
- チック症状がなかなか治らない
など、子どもの発育や心の発達にご心配な時はご相談ください。
小児アレルギー外来 [NEW]
小児アレルギー疾患は、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アレルギー性結膜炎、食物アレルギーといったように、色々種類があります。これらは似たような仕組みで引き起こされる病気なので、ひとりで複数の小児アレルギー疾患を抱えてしまうことも珍しくありません。すると小児科・皮膚科・耳鼻科・眼科といったように、たくさん病院に通わなければならず、とても大変です。
そこで私たちは、小児アレルギー診療のプライマリ・ケア医を目指しています。ひとつの小児アレルギー疾患だけを診療するのではなく、全ての小児アレルギー疾患を同時に診療しています。どの小児アレルギー疾患を抱えていようとも、複数の小児アレルギー疾患を抱えていようとも、一通り初期検査・初期治療できるよう準備しております。もしアレルギーが重症で専門的な治療を必要とする場合は、小児アレルギー診療が得意な総合病院と連携・協力して治療いたします。
小児アレルギー疾患でお困りのお子様や、小児アレルギー疾患のために複数の病院に通うのが大変な方は、ぜひ当院に相談してみてください。
病児保育室
子どもさんが風邪をひいたり、熱を出した時、仕事や急な用事で保護者の方がそばにいられない時に保護者に代わって昼間の育児を応援します。
保育園等に通園している場合だけでなく、在宅の子どもたちも利用できます。
関連サービス
基本情報
広島県広島市安佐南区緑井2丁目12-25
TEL:082-879-3143
FAX:082-879-3190
E-mail:asuka@smail.plala.or.jp
駐車場:29台
〔小児科〕高橋 真弓・小坂 康子・冨岡 啓太